[株式投資基本再確認講座]

株は逃げるが勝ちのゲーム


剣豪・宮本武蔵、撃墜王・坂井三郎はなぜ連戦連勝し、勝ち残れたか


剣豪・宮本武蔵は生涯に60数回の果たし合いを行い、
勝ち残ったという。
年齢13歳から29歳まで。それ以後は果たし合いは
しなかったとされている。

坂井三郎はゼロ戦を駆って64機を撃墜したことで知られる
文字通りの「大空のエース」である。
年齢は23歳から30歳ぐらいまでの間になし遂げられている。
ともに戦いの一線を退いたのが30前後と若いことがまず印象深い。

さて、両者に共通することは何か。
常に技術の向上に努力していたことに加え、
一つ特筆すべきことがある。
負けない工夫。
これである。

具体的には武蔵の場合
(1)相手の意表をついて先手必勝で勝つ
(2)それが可能なためには事前に情報収集を怠らない
(3)実力の見極め方が上手で、
相手が自分より強そうな時には戦う前に「参った」
と素直に負けを認めて実際に戦わなかった。
武蔵の研究者・小澤四郎氏はこう分析している。

では坂井三郎はどうか。
ご自身の著書によると、
(1)一瞬でも早く敵機を発見、先手必勝で勝つ
(2)映画で見るような戦闘は通常は行わない。組んずほぐれつの戦いを行う前に勝負は終わっている形を最上とする。相手が「なぜ、いつの間に自分の機が撃たれたのか」と不思議に思えるほどの打ち落とし方をする。
(3)先手必勝が無理なら引き分けで帰る。要するに無理な戦いはしない。
以上により勝ち残ってきたという。

剣豪と撃墜王、ともに一度負けたら死である。
相討ちでも死になるため、
戦わずして下りることが大事ということになる。
勝てる状況、勝てる相手と戦うのであり、
そうでない場合は戦わない。
これが大事としている。

株式投資では損しても命がなくなるわけではないため
つい甘い対応になりやすい。
そこで学ぶべきはこの両者だ。
デイトレーダーの活躍する現代でも
両者の戦いに対する考え方、実際の戦法は大いに役立つのでは。
ぜひ参考にしていただきたいものです。

敢えて細かい説明は蛇足かもしれませんが
「負けない工夫」とは、損を小さくする工夫であり、
損切りを早めることでもあります。
期待通りの動きをしなかったら早々に下りることもそれに含まれます。

明日は上がって欲しいという期待が
明日は上がるだろうという甘い見通しになり、
そして資金を失います。

株式投資では期待や希望はなんの意味もありません。
勝てそうな時に買い出動して勝つか
見込みが外れたらあっさり下りるか
無理な戦い、難しい戦いはせずに
次の出動に備えることです。
そうしなければ生き残れないからです。



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